Carta de Beaver

ヒッポファミリークラブ武蔵境の活動を中心に、日々の生活を綴ります

夏に思う

プリビエ!

今年の夏は、暑さだけが、いつもの夏と同じだけれど、様々なことが、いつもの夏と違っています。いつもの夏ってどうだったんだろう?と考える間もなく、巻き込まれて過ぎていく気がします。

 

いつもの夏、例年なら、海にいっぱい行っていたり、お祭りを楽しんでいたり、、、

そして、ヒッポでも、多くの子供達が、ドキドキしながら交流に出かけ、送り出す親もドキドキしながら送り出し、今はホームステイ真っ最中です。そして、たくましくなった姿で、たくさんの体験を身体にまとって帰ってきます。1人で、知らない国で、初めて出会う家族に飛び込んでいって、可愛がられて、目に見える成長をしてきます。

これは、毎年毎年、どの子にも繰り返し起こることです。

 

今年は、この状況下、全ての交流プログラムが中止になってしまいました。

 

そんな時に、ファミリー(ヒッポのみんなで集まる場)で、本を紹介してくれた人がいました。「十五の夏」佐藤優 著 です。

15歳の少年が、ソ連、東欧を旅する話です。

15歳というと、ヒッポでも、ちょうど青少年たちが、交流や高校留学に行く年代なので、面白そうだなと読み始めたら、一気に読んでしまいました。

この時代、1975年頃、15歳の少年が1人で旅をすること、ソ連、東欧へ行ったこと、にまず驚きました。そして、全て1人でその場で起こったことに自分だけで判断して、進んでいく力にも驚きました。

ヒッポの交流は、ホームステイの中で、心を開いて挑戦していくのですが、やはり守られているのを感じます。

 

優少年は、好奇心旺盛で、その結果、現地の人と触れ合えたり、その国の普通の生活を味わえたり、実体験としてそれぞれの国を感じたりしています。

 

私は、行ったことのある国、ロシア🇷🇺を旅している中に、知っている食べ物や、ことばが出てくると、ロシアの風景が蘇ってきます。味や匂い、空気感が、ふっと寄ってきます。

この本の中に、日本では、「好きなことをして食べていくことはできないですよね。」と尋ねた時に、「本当に好きなことをして食べていけない人を一度もみたことがありません。ただし、それは本当に好きなことでなくてはダメで、中途半端に好きなことではダメです。」と答えてくれた先生がいて、こういう先生との出会いが、人を導いていくんだなと感じました。

 

今年も交流に出かけて、いろんな体験をさせてあげたかったな、と思いました。

未来に夢を託しましょう。f:id:verano-natsu-sea:20200807002534j:image